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知れば知るほどヤバい水


ふだん、当たり前にある「水」
飲む・洗う・流す──どこにでもある
実はこの「水」って、知れば知るほど……ヤバい

 

今回はそんな「水」のすごさを、いくつか紹介するよ~


① 水はなんでも溶かす!?

水は、地球で一番の“天然の溶かし屋”


砂糖や塩はもちろん、鉄だって時間をかけながら少しずつ溶けていく

岩や土も長い時間をかけて溶けて、洞窟や温泉ができます

ほかにもいろいろな金属を水は溶かします

 

実は、海水には地球上に存在するほとんど全ての原子が溶けています

 

※「え、水道水で鉄が溶けるの?」って思った人は、一度調べてみてね!

 

水、なめてたらスゴいやつ・・・


② 水の比熱は”宇宙一”クラス!?

「比熱」とは、あたたまりにくく冷めにくい性質のこと

水はこの比熱がとても高くて、温度が変わりにくい

ナント、水の比熱は”宇宙一”とも言われています

 

だから夏の海はすぐ冷めないし、冬の海も冷た過ぎないのです

実はこのことが、地球の気温が安定してる大きな理由になっています


水、すごすぎませんか!?


③ 氷が水に浮くのは、ふつうじゃない!?

ふつうの物質は、冷えると縮んで重くなる

つまり、液体から固体になると体積は小さくなる

 

でも水は、4℃を下回ると“逆に広がる”という変わった性質をもってる

理由が気になる人は、少し難しいのでここでは省くけど、調べてみてね

そのため氷は水より密度が小さい

結果、氷は水よりも軽くなって浮く

 

もし氷が水に沈む性質だと、冬の池や湖は下から全部凍って、生き物は生きてられません


水、マジで不思議


④ 水は不完全だからこそすごい

コップに入ってる水にも、空気やいろんな不純物が混ざってる
でもそれがあるから、水は電気を通したり味がする

 

ただのH₂O以上の“役割”を果たしてる

ちなみに、不純物ゼロの「純水」は、むしろ体に悪かったりもします


水、七変化する変わり者


⑤ 水と地球は、奇跡のベストマッチ

水の融点は0℃沸点は100℃、これは有名でみんなも知ってるよね

水が液体でいられる温度の幅(0〜100℃)が、地球の気温とバッチリ合ってる

 

水と地球は相性抜群だったのですね
海ができて、雨がふって、川が流れて、また海に、そして命が生まれた。

 

水の沸点と融点の絶妙なバランスがなければ、地球は“命の星”にはなれなかったかのかも!?

※この話の続きは、また別の記事で紹介予定です!

 

水、あなたって一体・・・

 


氷が水に浮くイラスト。氷の密度が水より小さいことの説明。
氷が水に浮くのは密度が水より小さいから
地球が温暖なのは水の比熱が関係していることを説明する図
地球が温暖なのは水の比熱が関係している

水の溶解性を、海水には地球上のほとんどの原子が溶けていることで説明している図
海水には地球上のほとんどの原子が溶けている
地球の水が液体なのは太陽からの距離がちょうど良いからを背説明する図
地球の水が液体なのは太陽からの距離がちょうど良いから


おわりに

「水」は、ただの液体ではなかったですね

  • 命を守る

  • 地球を守る

  • そして、何も言わずに今日もそこにある

そんな「水」に、今日ちょっとだけでも「すごいやん」って思ってもらえたら嬉しいです
日本は水に恵まれていますが、大事にキレイに使っていきたいですね

 

次にコップの水を見たら、「ありがとう」って感謝して飲んでるかもね(笑)

 

 

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